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石巻市とライオンの包括連携、取り組みを報告 再び協定延長

活動を振り返った報告会

 包括連携協定を結び東日本大震災からの復興や市民の健康づくりなどで協力する石巻市とライオンが1月27日、市役所で活動報告会を開いた。2019年から4年間の事業成果や課題を共有したほか、協定期間を1年間延長し取り組みを継続していくことを確認した。

 市側は斎藤正美市長や各分野の担当課長ら11人、ライオンは取締役上席執行役員の小林健二郎氏ら5人が出席。両者の担当者が活動について報告した。

 健康分野では口腔(こうくう)ケアの啓発に力を入れ、本年度は全国小学生歯みがき大会に市内全33校が参加。12歳の平均虫歯本数は18年度の1.83本から、22年度は1.20本に減った。

 石巻南浜津波復興祈念公園での植樹活動を続け、昨年は10月に社員や市民らが約2600本を植えた。累計7890本となり、活動目標の1万本に近づいた。

 両者は19年1月に3年間の協定を締結。昨年に1年間延長し、新型コロナウイルス禍で活動が停滞したことなどを踏まえ、再び延長を決めた。新年度は感染状況を考慮しながら、子どもラグビー教室の再開や防災フェアへのブース出展などを見込む。

 小林氏は「口腔ケアや防災商品開発のノウハウなどを役立て、引き続き連携して活動を進めていきたい」と話した。

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