子どもの感性、生き生き 表現自由な「お絵描き教室」 石巻
子どもたちに自由に絵を描いてもらって感性を育てる「描き方を教えないお絵描き教室」(子どもクリエイトプロジェクト実行委員会主催)が1月28日、石巻市中央2丁目のみやぎ生協文化会館アイトピアホールであった。
市内の4歳から12歳までの約20人が参加。実行委メンバーで美里町を拠点に活動する画家長瀬阿由未さんが「自分が感じていることや、形にしたいものを表現してほしい」とあいさつした。
子どもたちはアクリル絵の具を使って「虹」や「さくらんぼ」などを描いたほか、5、6種類のアロマが配合された瓶の中の香りを嗅ぎ、イメージした色でも自由に絵を制作した。
アロマから青や白を連想した石巻市蛇田小3年田中結季子さん(9)は「さわやかな雰囲気だったので空を描いた。参加者によって香りの感じ方も違うので面白かった」と話した。
香りの色をイメージした絵は11日から3月10日まで石巻市の飲食店(IRORI石巻、レストランいち、まちかど食堂たかの、I HOP CAFE)で展示する。
教室は25日にもアイトピアホールで開く。午前10時と午後1時半からの2回で定員各15人。参加費3500円。汚れてもいい服装で参加し、着替えやタオルを持参。参加者の氏名と年齢、保護者名、連絡先を記入し、メールで申し込む。アドレスはcreate.children2023@gmail.com。
描いた作品は3月12日から4月8日まで、4店舗で公開する。