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心の復興願い、市民ミュージカル 出演者ら初顔合わせ 東松島で来年3月上演

初顔合わせであいさつするミュージカルの参加者

 来年3月4日に東松島市で上演する市民ミュージカル「心の復興 13回忌ミュージカル 100通りのありがとう」(実行委員会主催)の初顔合わせが8月20日、市コミュニティセンターであった。

 ミュージカルは、東日本大震災からの心の復興や世界中の支援への感謝を目的に2012年に東京、19年に東松島市野蒜で上演した。これまでは20分程度の上演時間だったが、新たに曲を増やし1時間程度を予定している。

 県内在住や勤務、通学している人、被災地に思いを寄せる人を対象に出演者やスタッフを募り、未就学児から80代まで約110人の応募があった。東松島、石巻の両市民を中心に、仙台市や愛知県からも参加者がいるという。

 実行委の菅原節郎委員長(72)は「鎮魂や心の復興、支援への感謝だけでなく、交流や震災の伝承にもつなげたい」とあいさつした。

 矢本東小6年千葉新太君(12)は、母楓子さん(38)やいとこらと7人で参加。「今も新型コロナで苦労しているが、震災時も大変な思いをしていたという印象がある。以前上演された動画を見たことがあり、音楽が好きなので自分もやってみたいと思った」と話した。楓子さんは「多くの人と関わりながら劇を作っていくのが楽しみ」と語った。

 参加者は土日を中心に練習や通し稽古を重ねる。上演は同センターで午前と午後の2回の予定。

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