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袴田事件再審決定 人権回復へ待ったなしだ 社説(3/14)

 東京高裁が再審開始を決定したのは半世紀以上も前の事件だ。当事者は87歳になった。釈放されているものの、48年間も拘置所で死と隣り合わせの日々を送ったことによる拘禁症状に苦しみ、日常生活は介助が必要だ。

 高裁はこれまで有罪の決め手とされてきた「犯行時の着衣」について、捜査機関による証拠捏造(ねつぞう…

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