<東北の本棚>不条理生きる人支える
災間に生かされて 赤坂 憲雄 著
社会学者の仁平典宏さんが示した概念「災間」をキーワードに、次の災厄を予感しつつ、備えを怠らず生き延びていくための精神と社会のありようを探った。
東日本大震災以降は、自己責任という言葉の下に個人にリスクを負わせる発想が社会に広がっている、と著者は分析。その上で国家が責
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