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ベガルタ社長交代「道筋つくった」ファンら、サポーター出身佐々木氏惜しむ

 サッカーJ2仙台を運営するベガルタ仙台(仙台市)は5日の取締役会で、任期満了による社長の交代を内定した。佐々木知広社長(67)は2020年12月の就任時に約3億円あった債務超過の解消など経営強化に尽力。1期2年と4カ月での「退場」に、ファンらから惜しむ声やクラブの体質改善を求める意見が上がった。

 ホーム戦のほぼ全試合を観戦するという仙台市青葉区の大学生平川類さん(19)は、サポーター出身の佐々木社長の退任に「市民クラブを掲げていたのに納得いかない」。1日のホーム長崎戦では「佐々木支持」の横断幕がピッチを囲むようにスタンドで掲げられ、「(佐々木支持と)同じ意見。サポーターの意見を採り入れ、借金も返してクラブの道筋をつくってくれた」と語った。

 太白区の会社員片野高寿さん(30)は「実績のある人が代わるのは残念」と言う。次期社長には「クラブを大きくし、チームを強くしてJ1に上げてほしい」と期待した。

 社長交代に理解を示す声も。泉区の主婦池田千春さん(45)は「経営体制や選手獲得の仕方は社長が代わらないと変わらない。チームも強くならない」と指摘。仙台市役所出身の板橋秀樹氏(64)の次期社長内定について「持ち回りのようにするのではなく、外から面白い人を引っ張ってきた方が良かった。子どもたちがこのチームに入りたいと思えるようなクラブになってほしい」と話した。

 佐々木社長は5日の記者会見で、自身が招聘(しょうへい)した伊藤彰監督(50)にチームの今後を託した。伊藤監督は「クラブをすごく愛していた。いつもコミュニケーションを取ってくれる社長だった。最後に何とか勝利を届けたい」と思いを寄せた。

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