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命守る行動を学び実践 「かほく防災記者」第3期研修スケジュール

 研修生は河北新報社の記事データベースを無料で使用できます。研修を終えた生徒には修了証を交付します。研修や課題の内容は次の通りです。 

震災遺構中浜小で発生当時に校長だった井上剛さん(右)から避難の判断や校舎の被害について説明を受ける研修生=2022年6月26日、宮城県山元町

●第1回(仙台5月28日、石巻6月4日)

 事前に家族や自分の被災体験、過去に地元で起きた自然災害を調べ、発表し合います。災害の記憶を家族と共有し、今後の備えに生かすことが目的です。

●第2回(仙台6月25日、石巻7月2日)

 東日本大震災の被災地を訪問し、語り部から震災前の生活、被害の様子、復興の歩みを聞き、原稿を書きます。

 ▼夏(7~8月)の課題実践「防災・減災に挑戦」

 「マイ持ち出し袋の作製」「家の地震対策を実践」などからテーマを一つ選び、夏休みに家族と取り組んでください。成果や課題について原稿も書きます。

●第3回(仙台9月24日、石巻10月1日)

 風水害への備えの一環で、家族の行動を時系列で決めておく予定表「タイムライン」を作ります。地域のハザードマップで災害リスクを調べ、避難準備、移動開始のタイミングなどを書き込み、完成させます。

 ▼秋(10~11月)の課題実践「私が主役の避難訓練」

 自宅から最寄りの避難先まで、家族と避難訓練をしてもらいます。行きは移動時間を調べ、帰りは危険箇所、災害発生時に役立ちそうなもの、場所などをチェックします。

●第4回(石巻12月10日、仙台12月17日)

 「私が主役の避難訓練」をまとめた原稿を発表した後、見出しの付け方など編集作業を教わりながら一人一人「マイ防災新聞」を完成させます。

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