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自民・衆院宮城、新4区支部長に伊藤氏 森下氏は比例東北

宮城4区支部長の決定後、取材に応じる(左から)伊藤氏、西村県連会長、森下氏=東京・永田町の自民党本部

 衆院小選挙区の定数「10増10減」を巡り、自民党は22日、宮城4区の公認候補予定者となる支部長に旧4区選出の伊藤信太郎衆院議員(69)を選任した。競合していた旧5区支部長代行の森下千里氏(41)は比例東北に回る。

 伊藤、森下両氏らが茂木敏充幹事長、森山裕選対委員長と党本部で面談し、裁定を伝えられた。同席した西村明宏県連会長(衆院宮城3区)は比例代表での優遇を求め、党側から「重く受け止める」と回答されたことを明らかにした。

 伊藤氏は「難しい状況の中で選任いただき、感謝している。議席獲得に向け森下さんと力を合わせて全力で取り組む」と話した。

 森下氏は「宮城で活動したいとの意思が強く、それができる環境で大変ありがたい。共に当選できるようお支えしたい」と語った。

 4区の選考を巡り、県連は1月、候補を1人に絞り込まず伊藤、森下両氏を党本部に上申。森下氏は2021年衆院選の旧5区で、9選した立憲民主党の安住淳氏(61)に善戦したことが党内で評価された。

 「現職優先」の党方針を踏まえ、東京都内の選挙区に森下氏を擁立する案も浮上した。今回の裁定は、地元での活動を強く求めた森下氏らの意向が考慮されたとみられる。

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