スポーツで石巻を活性化 官民13団体が連携組織設立 交流人口増、健康づくり
スポーツの力を生かし、石巻市の活性化を図ることを目的に23日、「いしのまきスポーツコミッション」が設立された。市や石巻商工会議所、市スポーツ協会など官民13団体で組織。さまざまなスポーツに触れられる環境の整備、各種大会の開催や合宿誘致、地域産業との連携などの事業を通じ、地域の活性化、観光促進、市民の健康づくりにつなげる。
設立式と総会が市役所であり、関係者約30人が出席した。斎藤正美市長は「多種多様な事業者の参画の下、地域活性や交流人口の増加、石巻の発信につなげる。子どもたちへスポーツに挑戦する機会を創出し、輪を広げていきたい」とあいさつした。
一般社団法人石巻圏観光推進機構の後藤宗徳代表理事が「地域における活動にとどまらず、新しいまちづくりのシステムが定着することで、生涯の豊かなスポーツライフの実現や、市民の笑顔あふれる豊かな暮らしを願う」と設立趣旨を読み上げた。
設立式の後に総会が開かれ、コミッションの会長に市スポーツ協会名誉会長の伊藤和男氏を選出した。5月の総会で2023年度の事業計画や予算を決める。事務局は市スポーツ振興課内に置く。
構成団体は次の通り。
石巻市、石巻商工会議所、石巻市スポーツ協会、石巻観光協会、石巻圏観光推進機構、街づくりまんぼう、いしのまき農協、県漁協、石巻かほく商工会、河南桃生商工会、石巻市牡鹿稲井商工会、石巻市社会福祉協議会、石巻青年会議所