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<「みほとけ展」の名品紹介(6)>天寿国繍帳(奈良・中宮寺、国宝) 聖徳太子の死後の世界

 描かれているのは極楽浄土の天寿国。聖徳太子が飛鳥時代の622年に死去した後、太子が往生した天寿国を、きさきが見たいと願い、侍女らが刺(し)繍(しゅう)したものと伝えられている。

 元々は2張りのとばり(カーテン)だったようだ。現存するのは一部分で、鎌倉時代の模作で補われている。色鮮やかな部分は7世紀…

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