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風力発電、土地利用認めないで 宮城・加美の住民が町長を提訴

 宮城県加美町が風力発電事業者に町有地を違法に貸し付けたとして、町民15人は6日、猪股洋文町長に違法状態が解消されるまで事業者に土地利用を認めないことなどを求める訴えを仙台地裁に起こした。

「事業者との契約は違法」

 訴えなどによると、猪股町長は2020年3月、風車建設用の敷地として、再生可能エネルギー開発の「ジャパン・リニューアブル・エナジー」(JRE、東京)などが出資する合同会社JRE宮城加美と町有地の地上権設定契約を町長権限で結んだ。

 契約書には、同社に対する一定以上の債権や資産を差し押さえる権利を町が放棄することが盛り込まれている。災害時や事業破綻した際に、町が原状回復費用などを負担せざるを得ない恐れがある。

 このため…

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