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鉄道の要衝 宮城・美里をPR 元任期付き県職員の天野さんが地域おこし協力隊員に 小牛田駅「思い出深い」

特急「ゆうづる」のトレインマークを持って記念撮影する天野さん(左)と相沢町長

 美里町の地域おこし協力隊員に、県の元任期付き職員で、鉄道ファンの天野政司さん(48)=東京都出身=が採用された。同町にあるJR小牛田駅は東北線と陸羽東線、石巻線が交わる交通の要衝。鉄道関連イベントなどを企画し、「鉄道の町」の盛り上げに一役買う。

 天野さんは土木技術者で2016~18年には、県の任期付き職員として石巻市で復興事業を担当した。子どものころから鉄道好きで、「プラレール」を使ったジオラマ作りや特別列車への乗車などが趣味。町が鉄道をテーマにした地域おこし隊員を募集していると知って応募した。

 3日、町役場で採用通知書の交付式があった。天野さんは「東北新幹線開通まで多くの特急列車が停車した小牛田駅は、昭和の鉄道ファンには思い出深い場所。次世代のファンにも愛してもらえる町になるよう活動したい」とあいさつした。

 相沢清一町長は「鉄道の要衝でありながら、それを生かしたまちづくりができていなかった」と強調。かつて売られていた駅弁の復刻や駅の東西自由通路に模型を走らせたりするアイデアを披露し、活躍を期待した。

 任期は最長3年。町によると、鉄道によるまちづくりを担当する協力隊員は、栗原市が募集したことがある。

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