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仙台-バンコク・上海 定期路線「年度中再開目指す」 仙台空港社長、新路線開拓にも意欲

講話の中で、新規路線の開拓に意欲を見せた鳥羽社長

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の鳥羽明門社長は18日、新型コロナウイルス感染拡大で運休した仙台とバンコク、上海をそれぞれ結ぶ国際定期路線に関し「本年度中の運航再開を目指している」と語った。国際線がコロナ前と同じ状態まで復便した後で、香港やベトナム、四国や南九州への新規就航を目指す方針も明らかにした。

 仙台市内であった官民組織「仙台空港国際化利用促進協議会」の総会で講話して述べた。バンコク、上海の両路線に関し「空港側の受け入れは整っている。(再開は)航空会社の機材繰りや行き先の空港の発着枠次第」と見通しを示した。

 両路線が復便した後、国際線、国内線とも新規路線を開拓し「東北の方々にとってより便利な空港を目指す」と展望した。

 大手損害保険会社が仙台国際空港を含む企業向け共同保険契約で、保険料を事前に調整していたと報じられた問題を巡っては「報道があったことは遺憾だ。保険会社が法令違反を行っていた場合は、適切かつ厳正に対処したい」と話した。

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