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読まれる工夫追求して/工藤真弓(上山八幡宮禰宜五行歌人)

 週に1度巡ってくる読書面は、気軽に立ち寄れる日曜日の図書館のようだ。そこでは時間を忘れて「著者とひととき」を過ごしたり、著名人が自身の思い出に重ねて本を紹介する「読書日和」を縁側に並んで座るようにして分かち合ったり、文化人が読み解く書評を通して間接的に読書ができる。

 本は不思議だ。今欲しいと思って…

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