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河北春秋(8/8):宮沢賢治『銀河鉄道の夜』に鳴き砂を思わせ…

 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』に鳴き砂を思わせる一節がある。主人公ジョバンニと親友カムパネルラが白鳥の停車場で列車を降り、天の川の河原に立ち寄る。「そのきれいな砂を一つまみ、掌(てのひら)にひろげ、指できしきしさせながら(中略)『この砂はみんな水晶だ』」とカムパネルラが言う▼物語では「きしきし」とあるが…

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