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「青春って、すごく密なので」から1年 仙台育英・須江監督、語り続けた熱い言葉とは‥

 高校野球の夏の甲子園で、2連覇に王手をかけた仙台育英を率いているのが須江航監督だ。「青春って、すごく密なので」。東北勢として初めて頂点に立った昨年の優勝インタビューの言葉が新語・流行語大賞の選考委員特別賞を受賞するなど、指揮官のメッセージは多くの人々を魅了してきた。23日の決勝を前に、須江監督の語録でチームのこの一年を振り返る。(編集局コンテンツセンター・小沢一成)

「青春って、すごく密なので。でも、そういうことは全部駄目だ、駄目だと言われて…」

 東北勢として初めて甲子園大会を制した昨年8月22日、須江航監督は時折、涙を浮かべながら優勝監督インタビューに答えた。

 「100年開かなかった扉が開いたので、多くの人の顔が浮かびました」

 新型コロナウイルス禍を乗り越え、手にした栄冠。選手たちにかけたい言葉を問われ、こう答えた。

 「入学どころか、多分おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて、高校生活っていうのは何て言うか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんですね。青春って、すごく密なので。でも、そういうことは全部駄目だ、駄目だと言われて、活動をしていてもどこかでストップがかかって、…

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