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<東北の本棚>「核災棄民」の思い表現

◎あなたの遺言 わが浪江町の叫び 鈴木正一 著

 著者は福島県浪江町の元町議。東京電力福島第1原発事故で避難生活を強いられた事態の不条理さ、望郷の念などを詩と評論でつづった。

 事故の和解仲介手続き(ADR)の決裂を受け、国と東電に損害賠償を求める訴訟の原告団長も務める。本書は詩を中心とする第1部と、訴

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「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。

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