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「生え抜きを1人でも増やす」「我慢が必要な時期もある」今後の強化策、庄子GMに聞く<ベガルタJ2の迷宮>

 6月にJ2仙台のゼネラルマネジャー(GM)に就任した庄子春男氏(66)は仙台市生まれで、大学まで地元でサッカーを続けた。今春までJ1川崎の強化本部長などを歴任しながら、常に郷里のクラブへ特別な思いを抱いていたという。川崎を常勝チームに育てた経験を踏まえ、仙台の低迷の要因や今後の強化方針を聞いた。(佐藤夏樹)

[しょうじ・はるお]1957年仙台市生まれ。宮城工高、東北学院大出。80年富士通(現J1川崎)入社。86年の現役引退後、96年のプロクラブ立ち上げに携わった。川崎の取締役強化本部長やエグゼクティブアドバイザーを歴任し、今年3月に退任。

準備と基礎技術が足りず低迷

 -低迷した理由は。

 「一つは準備不足。キャンプでチャレンジし、駄目だとまた違うチャレンジを繰り返した。戦いの基本がないまま、応用…

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