◎「大言海」百話 永島道男 著
仙台藩ゆかりの国語学者大槻文彦(1847~1928年)は、日本初の近代国語辞典「言海」を編さんしたことで歴史に名を刻む。
著者は、いわき市在住の元英語教師。「言海」の増補改訂版である「大言海」について、単なる辞書ではなく文彦の人間性がにじみ出た好個の「読み物」だと評す
「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。