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<東北の本棚>精髄、平易に楽しく解説

◎華厳という見方 玄侑宗久 著

 「華厳経」は、お釈迦(しゃか)様が菩提(ぼだい)樹の下で深く瞑想(めいそう)し、ついに悟りを得た時に見えた世界を描いた経典だ。福島県三春町の臨済宗福聚寺住職で芥川賞作家の著者は、50歳を過ぎてから華厳経を通読し、深遠な味わいに目を見張ったという。

 本書は、著者が講演で

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「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。

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