「鳥人間」頂点へ、手間暇惜しまず<時の熟成(8)人力飛行 1mでも長く舞うために1年>
倍速視聴や細切れの情報があふれ、時短や効率がもてはやされる。タイパ(タイムパフォーマンス)が幅を利かせる時代だからこそ、時間の層が積み重なるさまに目を凝らし、時が熟成していく音に耳を澄ましたい。じっくり、ゆっくり時間が流れる宮城の現場を巡る。(12回続き)
1分1秒でも長い飛行を絞り出すために妥協…
関連リンク
- ・色彩施し命吹き込む<時の熟成(7)石ころアート 手のひらサイズの名画へ1ヵ月>
- ・想像超える一枚追求<時の熟成(6)鉄道写真家 駅ホームに通い1週間>
- ・重ねた修行が「味」を醸す<時の熟成(5)すし職人 飯炊き3年、握り8年>
- ・警戒緩んだその一瞬<時の熟成(4)網取りカモ猟、河畔で待つこと14時間>
- ・祖父が植え 孫が切る<時の熟成(3)林業 山の育成サイクル3世代>