消費者物価指数高水準の伸び　地方と都市の格差広がる恐れ　七十七リサーチ＆コンサルティング・田口庸友首席エコノミスト＜ビズラボ・シニアフェローの目＞

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　２０２３年は第２次石油危機以来の物価上昇となった歴史的な年だった。ただ、サービス分野への価格転嫁はそれほど進まず、ここに来て消費者の買い控えを恐れて商品価格の伸びも足踏みしている。

　今年も大企業を中心に賃上げの勢いは続くだろうが、地方の中小企業に広がるかどうかは不透明だ。賃上げ率が２３年を上回らな…