厳格な伝統貫き通す<「炎消ゆ」惜別・黒石寺蘇民祭(上)決断>
岩手県奥州市水沢の古刹(こさつ)、黒石寺の奇祭「蘇民祭」が17日の開催を最後に1000年以上続いた歴史を閉じる。地域の人々と参加者が厳格な信仰と伝統にわが身をささげ、現代まで炎をつないできた奇祭。高齢化と過疎化が進み、ついに継続が限界になった。それぞれの思いをたどり、蘇民祭の将来像を探る。(北上支局・江川史織、宮古支局・中島剛)…
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