2月17日に長い歴史を閉じる蘇民祭を見つめ続けた88歳写真家「撮り切った」、万感の思い<ほっとタイム>
「みんな死んでしまった」。奥州市のアマチュア写真家佐々木稔さん(88)が1976年発行の「黒石寺蘇民祭」を手につぶやく。裸の青年、袋を編む女性、檀家(だんか)…。自ら撮影した写真約60点が掲載されている。
市内の黒石寺で旧暦1月7日に開かれる蘇民祭に初めて行ったのは55年ごろ。「闇の中で一糸まとわ…
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