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<凜と生きて エッセイスト大石邦子さんの世界 「歩む」(上)>

 車いす生活で60年、執筆を続けるエッセイストがいる。福島県会津美里町の大石邦子さん(81)。家族や友人との日々、会津の女性の生き方を清冽(せいれつ)な文章につづる。凜(りん)と生きる大石さんの半生をたどった。(会田正宣)

事故で絶望 命の絆知る

◆病床で短歌詠む
 「この病棟で過ごした十カ月間が、もっと…

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