噴火する山　薄い認識＜危機の記憶　岩手山・火山防災の今（上）＞

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　火山防災の強化を掲げる改正活火山法＝？＝が４月、施行される。奥羽山脈の最高峰で、八幡平、滝沢両市と雫石町にまたがる岩手山（２０３８メートル）では２６年前、火山活動が活発化する「噴火危機」が起きた。地元経済にも大きな打撃を与えたが、当時の記憶は時間とともに薄れつつある。発災周期の長い噴火災害に備え、…