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<東北の本棚>名も無き人への鎮魂歌

◎伝記 竹内英典 著

 本詩集に詩人の真摯(しんし)さを感じるのは、評者が同じ言論世界の住人だからだろうか。混迷を深め出口の見えない現代。本書は繰り返される圧政、戦争、殺りくにあらがい倒れていった、名も無き人々への鎮魂歌であり、老詩人のざんげ、とも読める。

 詩誌「イリプス」掲載の詩など26編を収録。敬

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