<大観音の傾き(3)>苦しく感じる夜もある 山野辺太郎
勤務を終えて出張所を出ると、日の暮れたあとの空が、かすかな残光を含んで灰色じみていた。修司はすぐとなりのショッピングモールに入った。ここにはまだ昼間の明るさがあった。歩いていると気分が浮き立ってくる。本屋がある。洋服屋がある。靴屋がある。おもちゃ屋がある。百円ショップがある。スーパーがある。フード…
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