本屋大賞作家の傑作<中公文庫「滅びの前のシャングリラ」>
「1カ月後に小惑星が地球に衝突する」。唐突に告げられた逃れようのない最後の日。人類は混乱し、社会から治安が失われ、万人の万人に対する闘争が始まり荒廃していく世界。過酷な環境で育ち「人生をうまく生きられなかった」主人公たちが見つけた光とは。「流浪の月」と「汝(なんじ)、星のごとく」で2度の本屋大賞受賞を果たした凪良ゆうが、人類滅亡という大胆なモチーフで新境地を切り開いた傑作。文庫版400㌻ 902円。
問/中央公論新社
TEL 03-5299-1730
(河北ウイークリーせんだい2024年5月9日号掲載)
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