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世界かんがい施設遺産、宮城・大崎市の起爆剤に<記者手帳>

 「現役の生きた遺産。先人の知恵と苦労に感謝したい」。大崎市の伊藤康志市長は9日の定例記者会見で、江戸時代に造られた同市鳴子温泉の水利施設「南原穴堰(ぜき)」が「世界かんがい施設遺産」の国内候補となったことへの喜びを語った。

 登録されれば県内では同市の内川に次ぐ2カ所目。世界農業遺産・大崎耕土に続く…

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