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女性の役割を強く主張<未完の民権家・木村礼佐(中)婦人参政権>

 地元の宮城県涌谷町で1922年に「遠田旬報」を創刊した木村礼佐(れいすけ)は、第22号で「婦人は世界を支配する」の見出しで、母親の特質を書いた。

 「世界のあらゆる出来事で最も偉大なるものは、赤ん坊の誕生である。赤ん坊は(社会の)第一の基礎、根源である。赤ん坊が乳を乞(こ)う3年、子ども時代の10年…

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