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仙台市外で初! 宮城県美術館が栗原でレプリカ展

レプリカを見ながら絵を描く子どもたち

 宮城県美術館(仙台市青葉区)所蔵の名作を高精度のデジタル画像を基に再現したレプリカの展示が、宮城県栗原市築館の栗原文化会館で開かれている。23日まで。

 県美術館が改修で休館している間、地域で美術に親しんでもらおうと企画された。仙台市外でレプリカを展示するのは初めて。高橋由一「宮城県庁門前図」、松本竣介「画家の像」などの20点を紹介する。

 15日は子どもにレプリカを見ながら絵を描いてもらうキッズプログラムや木工を体験できるオープンアトリエ、学芸員によるギャラリートークがあった。

 キッズプログラムで速水御舟「寒鳩寒雀」を模写した栗原市若柳小5年小泉一颯(いっさ)さん(10)は「難しかったが楽しかった。絵を見るのが好き」と話した。

 レプリカ展を担当する柴野倫子学芸員(26)は「休館中でも美術館のことを知ってもらえる機会になり、地域に出る意義を感じた。リニューアルを楽しみにしてほしい」と語った。

 レプリカ展は本年度、気仙沼市、蔵王町、丸森町でも開催する。県美術館は2025年度にリニューアルオープンする予定。

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