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伊達武将隊、活動15年目突入「さらに仙台盛り上げる」3日にラジオ特番

 仙台市の観光PR集団「伊達武将隊」が今夏、活動15年目に突入した。戦国ブームを追い風に2010年の結成以来、仙台藩祖・伊達政宗ら宮城ゆかりの戦国武将としてマルチな活躍をし続ける彼らは「地元仙台・宮城をさらに盛り上げていきたい」と力強く意気込む。

伊達武将隊に会える!先着順で特別イベント

 伊達武将隊は、政宗をはじめ、勇将としてしられる伊達成実、参謀として名高い片倉小十郎、政宗の使者としてローマに渡った支倉常長らで構成され、仙台城跡を拠点に観光案内や演武の披露などで観光客をもてなすのが主な「お役目」。県内外のイベントや各種メディアにも積極的に参加している。

 もともとは名古屋市が2009年11月に結成した「おもてなし武将隊」を参考に2010年8月に結成された。当初は国の緊急雇用対策を活用した仙台市の期間限定の事業だったが、人気やPR効果の高さから活動継続が決まり、結成6年目からは行政の支援を受けず自前で活動している。

今年6月、仙台市で開かれた東北絆まつりパレードに参加した伊達武将隊メンバー(伊達武将隊提供)

 御屋形様として隊を率いる政宗は「2013年の(プロ野球東北)楽天の優勝パレードや、2018年に羽生結弦殿の五輪2連覇凱旋パレードに参加できたのは誇らしい。仙台が喜びに満ち、人々の歓声に沸き立っておったあの景色は忘れがたい」と回顧。「当初は『がんばれ若武者』と声をかけてもらっていたのが、今は『いつも見ているよ』に変わった」と話し、知名度の変化に手応えを感じている様子だった。

 武将隊では、来年の結成15周年に向けて、さらに活動を強化していく予定で「武将隊の一人ひとりが持つ強い個性をさらに生かして、仙台の歴史だけではなく自然、食、文化、スポーツ、経済まで、さまざまな場に関わって活動の幅を広げていく」と強調。「仙台・宮城に恩返しのつもりで、さらに盛り上げていきたい」と力強く訴えた。

 

 伊達武将隊結成15年目突入を記念し、Date fm(エフエム仙台)は、伊達武将隊がDJを務めるエンタテイメント番組「響鳴乱舞! 仙台だてもんDATEーMON 」の特番を9月3日午後7時から放送。生放送でインスタグラムライブ配信などを予定している。

Date fm エフエム仙台 公式サイト

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