5月に枯死した白神山地の象徴「マザーツリー」、後継木決まる 津軽森林管理署が愛称募集
青森、秋田両県にまたがる世界遺産・白神山地の象徴的存在だったブナの巨木「マザーツリー」が5月に枯死したことを受け、東北森林管理局津軽森林管理署(青森県弘前市)は後継のシンボルツリーを新たに選定した。同署は大樹の愛称を広く募集している。23日まで。
新たな木は推定樹齢が約300年。高さ約27メートル、幹回り4・05メートル。枯れたマザーツリーは推定樹齢が400年超で、高さ約30メートル、幹回りは4・65メートルだった。
後継ツリーの所在地は青森県西目屋村川原平鬼川辺国有林。津軽峠一帯の遊歩道にあり、来月、名称決定と同時に詳細な位置を公表する。
同署の担当者は「サイズや枝ぶりが大きく、樹勢が良いブナの巨木から選んだ。愛称を募集するのは初めての試み。自由なアイデアで応募してほしい」と話している。
白神山地ビジターセンターなど同村内の観光施設3カ所に応募箱が設置されているほか、QRコードから応募できる。
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