閉じる

食べるのがもったいない美しさ 宮城県初のフラワーケーキ専門店が美里にオープン

フラワーケーキ専門店を開いた平元さん

 宮城県内初となるフラワーケーキ専門店「en ROSE(エン・ローズ)」が14日、美里町青生にオープンした。注文制作を中心に毎週土曜のみ、フラワーカップケーキや焼き菓子を店頭販売する。オーナー平元円さん(43)は「町花のバラをデザインしたケーキで町に人を呼び込めたら」と意気込む。

 フラワーケーキは本物の花のような美しさや繊細さが特徴。製作にはバタークリームや生クリーム、白あんを用い、さまざまな口金を使って花びら一枚一枚を絞り出す。同店では4~7号までのサイズが選べ、色合いなども注文可能。1週間ほど保存もできる。

 平元さんは仙台市出身で中学生時代、趣味でケーキ作りを始めた。東北学院大大学院修了後は会社に勤めながら本や動画を参考に作り方を学んできた。東日本大震災の復興支援をきっかけに県内に移住した幸児さん(41)と結婚。19年から町に住む。

 目標だった出店にめどが立ち、今年に入り韓国フラワーケーキ協会の資格「フラワーデコレーションマスター1級」を取得。7月20日にプレオープンし、オーダーの受け付けを始めた。

 店では製作の体験会も行う。平元さんは「花は枯れちゃうけど、フラワーケーキは食べられる。すっきりとした甘さに仕上げているので、多くの人に味わってほしい」と語る。

 営業は火―土曜午前11時~午後5時。店頭販売は土曜のみ。オーダーケーキは1週間前まで要予約。料金は4号6500円から。連絡先は平元さん090(1440)5500=午前11時~午後5時=。

関連リンク

関連タグ

最新写真特集