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ラグビーで大切な思い出 岩手・釜石 被災地と東京の児童交流

試合を通じ、交流を深める児童ら

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県と東京都の小学生がラグビーで交流するイベントが14日、岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムであり、児童55人が練習会や試合を通じて親睦を深めた。

 2021年の東京五輪・パラリンピック開催の記念事業で、1都3県でつくる実行委員会の主催。岩手県で2年目となる今年は、ラグビースクールなどに通う小学5、6年生が参加し、各都県ごとにチームをつくって総当たり戦をした。

 日本製鉄釜石シーウェイブスの選手によるラグビー教室もあった。

 東京都町田市の小山小6年岡村晴太君(11)は「岩手に来るのも、試合をするのも楽しかった。大切な思い出にしたい」と話した。釜石市の甲子小6年小野寺舞音(まお)さん(12)は「声の出し方など、相手から学ぶプレーがあった。(こういった機会で)人が集まるのはうれしい」と語った。

 児童らは15日、岩手県陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園などを訪れ、震災学習をする。

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