南仙台駅開業100年 発展願って住民が記念感謝祭 音楽ライブや飲食・物販ブースなどでにぎわう
開業100周年を迎えたJR南仙台駅(仙台市太白区)で16日、「南仙台駅100周年記念感謝祭~みなせんフェスタ~」が開かれた。住民や商工団体による実行委員会の主催。すずめ踊りや音楽ライブ、お笑いといったステージを展開したほか、飲食や雑貨など約60ブースが並び、駅周辺は大勢の人々でにぎわった。
地元9校の小中学生を対象に募集した駅の将来像とキャラクターを描いた作品全150点が駅東西自由通路の壁に張り出された。10月中旬まで展示される。
実行委員会賞に選ばれた袋原中1年の長谷川唯莉(ゆいり)さん(13)は「自然豊かな駅になってほしいと願いを込めた。これからも多くの人に愛され続ける地域になればうれしい」と話した。
柳生・西中田商工振興会長で実行委員長の早川英雄さん(55)は「自分たちの地域でも、連携すれば大きな力を発揮できると証明できたのではないか。今後も駅周辺が一体となり、にぎわい創出できる方法を模索したい」と意気込んだ。
南仙台駅は1924年9月10日に「陸前中田駅」として開業。JR東日本によると、2023年度の1日平均乗車人員は9518人で、市内では仙台駅、あおば通駅に続いて3番目に多い。
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