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砂浜を駆け円盤つなぐ 宮城・南三陸でビーチアルティメット大会

砂浜でディスクを追いかける選手たち

 砂浜を舞台にフライングディスクをパスでつなぐスポーツ「ビーチアルティメット」の大会が16日、宮城県南三陸町志津川の海水浴場サンオーレそではまで開催された。県内や東北、関東などの8チーム約100人が参加し、海を満喫しながら爽やかな汗を流した。

 県フライングディスク協会が主催する東北唯一の大会は今年で8回目。縦18メートル、横50メートルの特設フィールドで男女5人がパスを回し、両端のエンドゾーンで味方が受け取れば得点が入るルールで勝敗を競った。

 参加者は浜風に苦戦しつつ、熱戦を繰り広げた。果敢なダイビングキャッチやロングスローが披露されるたびに砂浜が沸いた。リーグ戦と順位決定戦を通じ、関東の社会人らでつくる「たんきち」が優勝した。

 会場では焼いたホタテが振る舞われ、南三陸高商業部などによる飲食の出店もあった。ほぼ毎回参加しているという前橋市の会社員阿光徹弥さん(29)は「砂浜なので走力差を気にせず、海の景色を見ながら和気あいあいと楽しめる」と魅力を語った。

 2017年の初回から実行委員長を務める町内の団体職員佐藤茜さん(30)は「南三陸に足を運ぶきっかけにしようと始めた大会。多くの仲間が毎年楽しみに来てくれるようになってうれしい」と声を弾ませた

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