山形・米沢牛ぎゅ~っとおにぎりに 2025年完成へ、市が開発費募る 具のカタチ、味付け…乞うご期待
山形県米沢市が、地元産の高級ブランド食材、米沢牛をぜいたくに使ったおにぎりの開発に乗り出す。地域の魅力を発信するシティープロモーションの一環として地元の飲食業者などと企画。来年1月の完成を目指し、開発費を募るガバメントクラウドファンディング(GCF)を始めた。
一般社団法人おにぎり協会(神奈川県鎌倉市)や米沢牛を扱う米沢市内の飲食店で構成する「米沢牛のれん会」などと協力。具材の形や味付けなどの試作を重ねる。
完成品は、来年2月に東京で開催される同協会主催の「おにぎりサミット」に出品する予定。将来的には、のれん会の加盟店などで提供し、誘客につなげたい考えだ。
おにぎりは近年、専門店が次々オープンし、欧州を中心に国外でも人気が高まっている。市魅力推進課の担当者は「牛肉はステーキやしぐれ煮、肉巻きなど多様な調理法があり、おにぎりとしてのポテンシャルは高い。おいしくて見栄えがするものを作り、市の魅力の発信につなげたい」と期待する。
GCFは2日にスタートし、11月30日まで受け付ける。募集額は400万円。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で受け付け、金額に応じて米沢牛やリンゴなどの返礼品もある。
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