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自作の浴衣、自分で着付け 宮城・大崎の松山高生、10月の文化祭に向け講習会

白岩さん(左)から指導を受ける生徒ら

 大崎市松山の松山高で、浴衣の着付け講習会があった。参加した家政科2年被服コースの3人は10月の文化祭で、自作の浴衣を着てステージ上で披露する予定だ。

 きの和装学苑(鹿児島県)師範の白岩徳子さん(77)=涌谷町=が講師を務め、基本的な着方に加え、「一文字」や「文庫」、男性用の「神田結び」など帯の結び方を指導した。生徒は何度も結び方を繰り返し、幅や長さを調整するアレンジ方法も学んだ。

 初めて着付けを習ったという半杭(はんぐい)健吾さん(17)は「思っていたより簡単にできた。手縫いで作った浴衣姿を学校のみんなに見てほしい」と話した。

 地元で指導を続けてきた白岩さんは「生徒の数が減り、高校再編の動きもある。日本の着物文化を可能な限り伝えていきたい」と述べた。

 講習会は12日にあった。文化祭は10月26日に一般公開を予定している。

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