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五輪バドミントンの経験を次代につなぐ

「夢のため努力を」 パリ・男子ダブルスの小林選手、母校の宮城・利府の菅谷台小で助言 

児童から笑顔で記念の花束を受け取る小林選手(左)

 今夏のパリ五輪バドミントン男子ダブルスに初出場した宮城県利府町出身の小林優吾選手(29)=トナミ運輸=が24日、母校の菅谷台小を訪れ、児童191人を前に、夢を持つことの大切さを伝えた。

 小林選手は「子どもの頃から夢を持ち努力するのが夢への近道。きつい、しんどいと思えることは、夢に向かっている証拠だ」と助言。1次リーグ敗退だった五輪では緊張をほぐせなかったといい、「どれだけ努力できたかが自信につながる」と語った。

 デモンストレーションでは飛び上がって打つ得意の高速スマッシュを披露。児童や先生とのラリーも楽しんだ。児童を代表し、6年斉藤愛子(あこ)さん(12)が「たくさん努力をしたことに勇気づけられた」と述べた。

 小林選手は小学3年で塩釜ジュニアバドミントンクラブに入団し、福島県の富岡一中、富岡高に進んだ。中学時代から組む保木卓朗選手=トナミ運輸=との「ホキコバ」ペアで2028年のロサンゼルス大会を目指している。

「私から吸収して」 リオ・女子ダブルスの高橋選手が宮城・大河原で小中生対象に教室 

子どもたちに指導する高橋さん

 2016年リオデジャネイロ五輪バドミントン女子ダブルス金メダリストの高橋礼華さん(34)=聖ウルスラ学院英智高出=を招いた小中学生対象のバドミントン教室が、大河原町のヒルズはねっこアリーナであった。

 高橋さんは、町内外から集まった小中学生約70人を前にラケットの握り方や振り方、足の運び方といった基本動作を指導。子どもたちは真剣な表情で練習に取り組んだ。

 大河原小4年大泉萌生(めい)さん(9)は「カットは足元を狙うというのが勉強になった。メダリストを前に緊張したけど楽しかった」と笑顔を見せた。

 高橋さんは「第2の地元宮城で楽しむバドミントンを教えることができ、私自身も力をもらった。何か一つでも私から吸収してもらえれば」と話した。

 教室は町スポーツ施設を指定管理するフクシ・エンタープライズ(東京)の主催で、16日にあった。仙台大(柴田町)のバドミントン部員約30人もサポート役で協力した。

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