河北書道展大崎展に地元作家らの159点展示　9月29日まで

　第７１回河北書道展大崎展（河北新報社、河北文化事業団、宮城県大崎市など主催）が２５日、大崎市古川の市民ギャラリー緒絶（おだえ）の館で始まった。大崎地域在住や出身の作家を中心に、書の伝統に根差しながら個性を生かした多彩な作品が並ぶ。２９日まで。

　漢字や近代詩文といった７部門の入賞・入選作など１５９点を展示。大崎地域からは、いずれも墨象で会友秀逸賞の田村紅沙さん（美里町）、委嘱作家特別賞の大友紅蓉さん（大崎市）、河北賞の浅野黄扇さん（涌谷町）、奨励賞の大山香雨さん（同）、近代詩文で河北会友賞の高橋奎媛さん（美里町）、篆刻・刻字で会友秀逸賞の菊地裕琴さん（大崎市）らの作品１３２点がそろった。

　後藤大峰企画会議議長は「大崎地域の先生方は昔から確固たる地位を築いてきた。大崎展を通じて若い世代が作品に触れ、受け継いでいってほしい」と話す。

　午前１０時～午後５時。入場料は一般・大学生３００円、高校生以下無料。