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蔵王山ガイド、宮城・蔵王高生が活躍 40人、ジオパーク構想後押し

蔵王高の生徒がガイドを務めた「ジオ・ツアー」

 宮城、山形両県にまたがる蔵王山(蔵王連峰)のジオパーク構想を推進する宮城県蔵王町で、町内にある蔵王高の生徒約40人がガイドや誘導係を務めて観光客をもてなす「ジオ・ツアー」があった。

 21日にあったツアーには、県内外から17人が参加。蔵王山頂付近、遠刈田温泉の神の湯、蔵王ハートランド、みやぎ蔵王こけし館を巡った。

 ガイド役の生徒は地形の特徴、地域の特産品などを紹介しながら蔵王の自然を解説した。大地の成り立ちと人間のなりわいについて、途中でクイズを交えたり、参加者に話を振ったりしながら進めた。

 こけし館でガイドを担った渡部珠菜さん(2年)は「話す速さに気を付け、分かりやすく伝えた。途中、参加者が笑ってくれたのはうれしかった」と振り返る。

 ツアーに参加した山形県遊佐町の渡辺力さん(23)は「自分なりの感想を交えながら話してくれたことで、ここでしか味わえない特別なガイドとして聞き入ることができた」と満足げ。鳥海山・飛島ジオパーク(秋田、山形)の活動に携わっており「高校生が関わっているのは珍しいケースで、自分の地域でも取り入れられたらいい」と語った。

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