バスケ楽しく身近に 宮城・南三陸に屋外コート 町と仙台89ERSが整備
バスケットボールB1仙台を運営する仙台89ERS(仙台市)と宮城県南三陸町が共同で町内に整備した屋外コートが完成した。県内に屋外リングを増やしてバスケの普及を図ろうと、チームが進める「ゴールプロジェクト」の一環で、利府、亘理の2町に続き3カ所目。
町総合体育館近くの駐車場敷地内にハーフコート1面が整備された。コートはチームカラーの黄色を基調とし、チームと町のキャラクター「ティナ」と「オクトパス君」がそれぞれあしらわれた。
除幕式が9月28日にあり、志村雄彦社長は「子どもたちが楽しく遊び、バスケットボールが身近になればうれしい」と語った。
チームは東日本大震災後、試合や合宿で何度も町を訪問している。佐藤仁町長は感謝を示した上で「南三陸のコートからナイナーズの選手が育ってほしい」と期待した。
セレモニー後、町内のバスケチームに所属する児童がシュート練習などで汗を流した。志津川小6年及川愛斗(まなと)さん(12)は「ドリブルの音が響いて気持ちいい。たくさん練習したい」と声を弾ませた。
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