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「オリザ賞」候補の3団体を視察 宮城・大崎、色麻、大郷で2次審査、11月に発表

大郷グリーンファーマーズの有機栽培米を視察する審査委員ら

 コメを通じた農業振興と地域づくりの優れた取り組みをたたえる「第10回オリザ賞」(JA宮城中央会主催、河北新報社・東北放送共催)の2次審査が6日あり、書類審査を通過した鳴子の米プロジェクト(大崎市)と加美農高(色麻町)、大郷グリーンファーマーズ(大郷町)を視察した。

 鳴子の米プロジェクトでは審査委員長の伊藤房雄東北大大学院農学研究科教授ら審査委員6人が、収穫した稲がくい掛けされた水田を視察した後、構成員から鳴子温泉のシンボルとなった地域米「ゆきむすび」などの説明を受けた。

 審査委員は午後、加美農高と大郷グリーンファーマーズを訪問。GAP認証取得や有機栽培米の取り組みについて説明を受けた。大郷グリーンファーマーズの西塚忠樹取締役(39)は「有機栽培の米や野菜を購入してくれた方々の力が、持続可能な農業や環境保全につながっている」と話した。

 大賞は11月1日に発表され、表彰式は12月10日の第41回JA県大会に合わせ、仙台市青葉区の仙台国際センターで行われる。

 オリザ賞は本紙連載「オリザの環(わ)」の趣旨に賛同したJA宮城中央会が1997年に創設し、3年ごとに表彰している。

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