仙台駅で労働相談窓口の利用呼びかけ　宮城県労働委員会

　県労働委員会は８日、ＪＲ仙台駅２階の東西自由通路で労働相談窓口を記載したラベル付きのウエットティッシュを配布した。

　委員会は賃金、待遇、ハラスメントなど個人のあらゆる労働関係の相談を無料で受け付けている。２０２３年度の相談件数は１２２０件で、過去５年で最も多かった。

　委員長を務める白鷗大法学部の水野紀子教授（民法）によると、最近は人手不足を解消するため「必ず正社員にする」などと口頭で示された条件が、雇用後に守られずトラブルになるケースが増えている。

　水野教授は「委員会には労務や企業経営の専門家がそろっている」と話す。相談は電話、メール、面談で応じる。連絡先は０２２（２１４）１４５０＝平日午前８時半～午後５時＝。