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ぜい尽くした地主屋敷を堪能 秋田・大仙、国重文の佐藤家住宅公開

主屋の2階を見学する参加者

 普段は公開されていない秋田県大仙市の国重要文化財「佐藤家住宅」の特別公開が10月8日、行われた。佐藤家11代当主の公一さん(66)の案内で、市内外の20人がぜいを尽くした地主屋敷を見学した。

 約5000平方メートルの敷地に明治後期の主屋や文庫蔵、みそ蔵など5棟が立ち並ぶ。このうち延べ床面積約1000平方メートルある主屋では、奥座敷で映像を見ながら説明を聞いたり、杉の四方正目の柱や川連塗りの廊下、障子などに見入っていたりした。

 知人に誘われて参加した秋田市の会社員宮腰岳さん(30)は「古く歴史を感じさせる雰囲気はアニメのトトロに出てくる住宅のよう。貴重な経験になった」と話した。

 佐藤家住宅は個人宅のため通常は非公開。2年前に重文に指定されたのを機に、昨年から1日だけ一般公開している。

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