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千本桜の酵母で作ったみそを20日に限定販売 宮城・大河原

完成した「おおがわら味噌」

 宮城県大河原町のシンボル「一目千本桜」の花びらから抽出した酵母や町産の大豆とコメを使った特産みそ「おおがわら味噌(みそ)」が出来上がった。20日に町内の白石川公園で開かれる「第31回おおがわらオータムフェスティバル」で限定販売される。

 みそ造りは、町観光物産協会による地元特産品復刻事業の一環で3年目。障害者の自立を支援する角田市の社会福祉法人「臥牛三敬会」が協力する。法人の加工場で10日、2月に仕込んだみそを利用者3人が手作業で袋詰めした。

 桜の酵母は、工房室長の阿部信之さん(65)が町内のみそ醸造会社で工場長だった2002年に抽出し、培養に成功。計7カ月間熟成させる阿部さんの独自製法で、大豆のうまみとコメの甘みが引き立ち、赤みが鮮やかなみそに仕上がった。

 会場では1袋(500グラム、830円)と1カップ(800グラム、1220円)を各80個販売する。購入は1世帯それぞれ2個まで。22日以降も協会やオンラインショップで若干数を提供する。連絡先は協会0224(53)2141。

みそを袋詰めする社会福祉法人の利用者

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