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山形・置賜の味を弁当で発信 地元観光局が開発「郷山のごっつぉ」

置賜地方の郷土料理が入った2段弁当

 山形県置賜地方の2市3町でつくる、やまがたアルカディア観光局は、2段弁当「郷山のごっつぉ」を発売した。地元食材をふんだんに使った郷土料理を詰め合わせ、県外の団体客やインバウンド(訪日客)からの注文を見込む。

 丸形の器の上段には、長井市民に親しまれてきたニシンの昆布巻きや麩(ふ)の揚げ煮、置賜地方の家庭に伝わるクルミ寒天、玉こんにゃくなど9種類を詰めた。下段には、県産米はえぬきの白米と山菜きのこおこわ、米沢牛のしぐれ煮を入れた。

 包装紙に、飯豊町の展望台から望んだ散居集落の風景を描いた絵を配した。同集落の景観は1200ヘクタールにわたって広がり、1993年の第1回日本の美しい村景観コンテストで最高賞の農林水産大臣賞に輝くなど人気が高い。

 観光局の鷲見(すみ)孝副理事長は「置賜の景色がいい所で食べてもらい、五感を総動員して置賜らしさを感じてほしい」と話した。

 1個2200円。現在は、旅行会社が企画する観光プランで提供されており、今後は道の駅などでの販売を目指す。受注は10個から。連絡先はやまがたアルカディア観光局0238(88)1831。

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