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一緒に歩いてがん患者を支援 仙台・青葉山公園で「リレー・フォー・ライフ」 19、20日

昨年のリレー・フォー・ライフでコースを歩く参加者たち=仙台市宮城野区の榴岡公園

 交代で夜通し歩き、がん患者や家族を支援するチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2024みやぎ」が19日正午から、仙台市青葉区の青葉山公園で行われる。新型コロナウイルス禍で中止や縮小開催が続いたが、5年ぶりに24時間歩き、寄付金を集める従来のスタイルに戻る。

 公園内の仙臺(せんだい)緑彩館そばの中央広場に1周約150メートルのコースを設置。20日正午まで、がん経験者(サバイバー)や支援者らが交代で歩き続ける。「ルミナリエ」として、コース沿いにがんで亡くなった人やがん患者らへのメッセージを記した縦約35センチ、横約18センチの紙袋を並べ、夕方から朝まで内部の発光ダイオード(LED)の明かりをともす。

 緑彩館の回廊では、すずめ踊りや人形芝居のほか、仙台市を拠点とする社会人応援団「青空応援団」によるエールなどの披露がある。夜間は、たき火を囲む催しも行う。

 リレー・フォー・ライフは米国で始まり、世界各国に広がる。高橋悦堂(えつどう)実行委員長は「5年ぶりの通常開催なので、一人でも多くの方に参加してもらい、交代しながら24時間歩き通したい」と力を込める。

 事前申し込み不要。参加寄付金は1人1000円で、がんサバイバーと高校生以下は寄付は不要。経費を除き、日本対がん協会(東京)に寄付する。雨天時は19日午前9時~午後7時と20日午前9時~午後1時に緑彩館内で実施する。連絡先は高橋実行委員長090(4880)1203。

昨年のリレー・フォー・ライフで横断幕などを手に歩く参加者=仙台市宮城野区の榴岡公園

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